長岡歯車資料館は、名前の通り歯車に関する資料が集められている施設で、資料を見ながら歴史や知識を学ぶことができる観光名所でもあります。
所在地は新潟県の長岡市にあって、株式会社長岡歯車製作所が管理運営、提供を行っています。
概要紹介すると長岡歯車資料館はJR信越本線の宮内駅より車で約10分、JR信越本線長岡駅からはバス、関越自動車道長岡ICからは車で約20分の場所にあります。
入館料は無料ですが、案内をするスタッフの常駐がないので、事前に電話で予約を入れることが必須です。
営業時間は平日の午前8時00分から午後17時00分までで、土日祝日と年末年始は原則お休みです。
長岡歯車資料館には木製の歯車や木製機械、機械時計にゼンマイつきの玩具、非円形や円錐に球型などの歯車の展示物があります。
また計算機やミシンにオルゴールなど、歯車の技術が応用されている展示物も並びます。
更に指南車や記里鼓車に茶運び人形と、技術を解説するメカニズムのモデルや各種歯車加工機械が充実しています。
単純な木製歯車から順番に見ていけるので、段階的に歯車の歴史や仕組みを理解することができます。
歯車の歴史は紀元前にまで遡り、木だけでなく竹や銅に石と鋼など、様々な素材が用いられてきました。
現代ではプラスチックが主流ですし、セラミックスも主要な素材の1つですから、こういう歴史の積み重ねが今に続いているのだと実感できるはずです。
観光としてはやや地味かもしれませんが、しかし勉強しながら見て楽しめるので、親子で足を運び訪れるのに丁度良いです。
要予約ではありますが、何より入館料無料で費用が発生しませんから、節約できる意味でも魅力的です。
見学に要する時間は最低20分、最長でも1時間くらいです。
日本国内に加えて海外の歯車もありますから、比べて見るのも見学の目的の1つになるでしょう。
歴史的に貴重な物が収められているので、一度足を運んでみる価値は十分です。
スタッフが説明したり質問に答えてくれますから、歯車について全く詳しくなくても大丈夫です。
ただ、基本的な知識を身につけてから足を運んだ方が楽しめますし、物知りと褒められる可能性もあります。
機械そのものや機械のメカニズムが好きな人であれば、時間を一杯に使って思う存分楽しめます。
円形以外の歯車の回転は純粋に不思議ですし、疑問を持てば深く考えたり理解しようとする切っ掛けになります。
想像力を働かせたり頭を使うと疲れますが、甘い物や美味しい物を食べる前の腹ごなしとして丁度良いと思われます。