伊豆長岡温泉は東京からのアクセスも良い、伊豆半島北部に位置している静岡県の伊豆の国市にある温泉です。伊豆三古湯の1つに数えられるこの温泉の概要を紹介すると、このあたりにはかつては古奈温泉と長岡温泉という2つの温泉がありました。
しかし今では2つの地域を合わせて、現在のような呼び名で呼ばれています。古奈温泉だった地域は源氏山の東側、長岡温泉と呼ばれていた地域は西側でした。古奈温泉は730年ごろに発見されましたが、当時は周囲は田んぼや畑などがある農地だったといいます。源頼朝が入浴したという逸話も残っているなど、古い歴史のある温泉ですが現在は周辺は住宅地が広がる落ち着いた環境です。長岡温泉は対象時代から開発が進み、昭和40年代になってからはさらに温泉街が発展しました。
歓楽街としての歴史もある地域ですが、現在では女性客や家族連れにも適した観光地に生まれ変わっています。 伊豆長岡温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、肌触りが柔らかいのが特徴です。あまり強い癖がないため、比較的好みが分かれることが少ない温泉です。肌への刺激も少なく、穏やかな印象を与えます。ぬるぬるするタイプの泉質なので、肌がすべすべになるような感触があるのもアルカリ性単純温泉の特徴です。基本的に無色透明で、強い臭いもありません。とはいえ自家源泉の温泉施設のなかには、お湯に含まれている成分のためにやや海藻のようなにおいがする温泉もあります。美肌の湯などといわれることのある泉質ですが、加水をしている場合にはあまりぬるぬるした感触がないこともあります。
伊豆長岡温泉の地域には無料で利用することのできる足湯施設が、公園に設置されていることがあり気軽に利用することが可能です。この辺りを訪れた際には、誰でも立ち寄って足湯を体験することができるでしょう。また温泉街には、湯治を目的に訪れる人向けの施設もあるのが特徴です。日帰り入浴施設も伊豆長岡温泉にはいくつもあります。比較的リーズナブルな価格で入浴を楽しむことができるので、宿泊せずに温泉に浸かって癒されたい場合におすすめです。食事ができる施設や休憩室の利用が可能な日帰り温泉もあるので、レジャーにも適しています。 周辺の観光スポットには全長400メートルの大つり橋があり、絶景スポットとして人気です。
また名物である長岡 温泉 まんじゅうも、この地域を訪れたら食べておきたいグルメです。温泉と合わせて、これらの楽しみも体験してみることをお勧めします。