フィギュアスケート界で注目を集める女子選手、ニーナ・ピンザローネ選手。
国際大会でも目覚ましい活躍を続けている若手実力派のスケーターですが、今シーズン(2026–2027)のGPシリーズ第1戦、フランス大会(グランプリ・ド・フランス)でも有力選手の一人に数えられています。
この記事では、そんなニーナ・ピンザローネ選手のプロフィールや過去の成績、魅力などを深堀していきたいと思います。
「ニーナ・ピンザローネってどんな人?」
「何歳?どこの国の人?」
フィギュアスケートファンで、そんな疑問を持つ方々にお応えしていきます!
ニーナ・ピンザローネの基本プロフィール
| 出身地 | ブリュッセル(ベルギー) |
| 生年月日 | 2006年11月24日 |
| 身長 | 162cm |
| 職業 | オンライン大学 |
| 主な成績 | ・2026年 世界フィギュアスケート選手権:3位 ・2025年・2024年欧州選手権:3位 |
| 自己ベスト | 215.20(2026年世界選手権):【SP】71.82、【FS】143.38 |
| コーチ | デイモン・アレン、タミー・ギャンビル |
| スケート開始 | 2011年 |
| 趣味 | 友人との交流、料理、手作り制作 |
年齢や生年月日・出身地
ニーナ・ピンザローネさんは、2006年11月24日生まれ。2026年10月時点では19歳で、同年11月24日に20歳となります。
出身地はベルギーの首都ブリュッセル。
ブリュッセルと言えば、誰もが知る「小便小僧」や、本場のベルギーチョコレートやワッフルなど、美食の街としても有名ですよね。お菓子作りが好きなのも、そうした影響を受けているのかもしれません。
3歳頃に姉の後を追うようにスケートを始めた彼女は、「まるでスケート靴を履いて生まれてきたみたい」と冗談交じりに語るほど、「普通の靴を履いているときより、スケート靴を履いているときのほうが安定していた」そうで、父親によれば、幼いころから氷の上では自然に動ける一方、地上ではよく転んでいたんだとか。
こうしたエピソードからも、今の活躍は何となくうなずけますよね。
ちなみに、2006年生まれの同い年には、ドーピング疑惑で揺れた最強女子、ロシアのカミラ・ワリエワ選手、近年急速に力を伸ばしているアメリカのサラ・エバーハート選手、日本では奥野友莉菜選手や瀬登まどか選手などがいます。

出典:カミラ・ワリエワ選手インスタグラム
身長やスタイル情報
ISU(国際スケート連盟)の公式プロフィールによると、ニーナ・ピンザローネさんの身長は162cmと記載されています。
ネット上では過去のジュニア時代の情報などから「159cm前後では?」といった推測が見られることもありますが、現在の公表データは162cmとなっています。手足の長さを活かした美しいラインと伸びやかな演技は、リンク上でも非常に映えますよね。
千葉百音選手(156cm)や中井亜美選手(150選手)、島田麻央選手(152cm)など、150cm台の小柄なスケーターが多い日本勢とは対照的と言えます。
ニーナ・ピンザローネの主な戦績と経歴
ニーナ・ピンザローネさんがどのような歩みをたどり、国際大会で実績を重ねてきたのかを時系列で解説します。
ジュニア時代からシニアデビューまでの歩み
もともとベルギーはフィギュアスケートはあまりメジャーではないスポーツで、2022年の世界選手権で銀メダルを獲得したルナ・ヘンドリックス選手が、パイオニア的な存在でした。
ニーナ・ピンザローネ選手は、新型コロナウイルスの影響などもあり、ジュニア時代の国際大会の出場機会はやや限られるものの、国内では圧倒的な強さを誇るなどメキメキと頭角を現し、世代交代を担う存在として期待を集めていました。
そうした中、ジュニアグランプリシリーズへの出場(2021年のJGPフランス大会)などで、国際大会でも徐々にその名を知られるようになると、シニアに上がった直後には、その活躍が評価され、2024年のISUスケーティング・アワードで「最優秀新人賞(Best Newcomer)」にノミネートされます。
残念ながら同賞の受賞とはなりませんでしたが、ジュニア時代から培ってきた安定感と表現力が国際的に高く評価される結果となりました。
グランプリシリーズや主要国際大会での成績
ニーナ・ピンザローネさんの主要な国際大会における実績・最高成績は以下の通りです。
- 2026年 世界フィギュアスケート選手権:銅メダル獲得(ベルギー女子シングルとして歴史的な快挙)
- 2026年 ミラノ・コルティナ五輪:ベルギー代表 13位
- 2025年・2024年欧州選手権:3位
- 2023年グランプリシリーズ:【フランス大会】2位(準優勝)、【NHK杯】3位
特に2026年、チェコのプラハで行われた世界選手権では、見事な演技で銅メダルを獲得し、ベルギーのフィギュアスケート界においても大きな偉業を成し遂げました。
日本の坂本花織選手が優勝、同じく千葉百音選手が準優勝と、ワンツーフィニッシュを飾った大会ですから、記憶に新しい方も多いと思います。
華麗な演技を支える環境とその素顔
恩師と決別し、19歳でアメリカへ
現在彼女は、アメリカ・コロラド州の コロラドスプリングス に拠点を移しています。19歳にして初めて、家族と離れてアメリカで一人暮らしを始めたのです。
住まいは練習施設の向かいにあるアパート。
以前のように長時間移動する必要がなくなったそうですが、特別家族との関係が薄れたわけではなく、家族が夏に訪問する予定だったり、クリスマスなどにはベルギーに帰ることも考えていると報じられた通り、家族とのつながりを保ちながら、競技者として自立する道を選んだという事でしょう。
ただ、それは約15年間にわたって成長を支えてくれた恩師(ベルギーのアン・ボックラントコーチ)との決別を意味します。
一体、何が彼女をそのような行動に駆り立てたのか。
2026年6月のインタビューで、本人は当時の状況について、次のような趣旨を明かしています。
- 練習に行くことへの意欲がなくなっていた。
- 毎日が同じことの繰り返しに感じられ、環境を変えたいと思っていた。
- この決断をしなければ、燃え尽きていたかもしれない。
- 自分自身の心身の健康を考える必要があった。
引用:Nieuwsblad
世界選手権で銅メダルを獲得した直後だけに、意外に感じる話ですが、競技では結果を残していても、内面ではスケートそのものを楽しめなくなっていたのかもしれませんね。
ただ、それでも長年お世話になったコーチとの関係を終えるのは簡単ではなかったそうで、本人は、別れを伝えるのが難しかったと振り返っています。
それだけ相手との関係が大切だったからで、とても辛い事だったという趣旨の言葉も残しているように、恩師への感謝を持ちながらも、自分の将来のために環境を変える決断をした、という事なのでしょう。
トップ選手たちと切磋琢磨する、新しい練習環境
コロラドスプリングスで彼女を指導するのは、アメリカのデイモン・アレンコーチ。
オリンピックや世界選手権で活躍する選手たちも練習する環境で、ピンザローネ選手は約10人の女子スケーターとともにトレーニングに励んでいます。
新しい環境の特徴は、それぞれの分野に専門の指導者がいること。
ジャンプなどの技術面だけでなく、振り付けやスピン、バレエ、フィジカルトレーニングなど、さまざまな角度から演技を磨ける態勢が整っています。
また、彼女が新鮮に感じたのは、練習仲間同士で励まし合う雰囲気だったそうです。
内気で人見知りな女の子だったという彼女。以前は、練習中に互いを応援することにも慣れていなかったそうですが、新しい仲間たちに励まされるうちに、自分も仲間を応援するようになったといいます。
もちろん、同じ競技に取り組む以上、ライバルとしての側面もありますが、それでも、互いに刺激を受けながら、それぞれの力を引き出していく。そんな環境が、彼女のモチベーションを支えているようですね。
さらに、本人は新しい環境で、自分の意見を以前より伝えられるようになったことも明かしています。年齢を重ねるなかで、自分が何を望んでいるのか、何が自分に合っているのかを考え、自分の声を大切にするようになったのです。
美しい演技の裏側には、技術を磨く努力だけでなく、自分に合った環境を見つけ、自分らしい競技人生を築こうとする姿勢もあるのですね。
趣味は料理と手芸。リンクを離れれば、19歳らしい素顔も
世界の舞台で活躍するピンザローネ選手ですが、リンクを離れれば、同世代の若者らしい一面も持っています。
国際スケート連盟(ISU)の選手プロフィールによると、趣味は友人と過ごすこと、料理、そして手芸。オンラインの大学課程にも在籍しています。
日々の練習では高い集中力が求められ、試合では大きなプレッシャーとも向き合わなければなりません。そんな生活のなかで、友人との時間や料理など、競技とは違う楽しみを持つことは、気持ちを切り替えるうえでも大切なのかもしれません。
19歳で家族と離れて暮らし始めた彼女にとって、アメリカでの生活は、スケーターとしてだけでなく、一人の人間として成長する機会にもなりそうです。
世界選手権の銅メダリストという肩書だけを見ると、華やかな成功ばかりが目に入ります。しかし、彼女は自分の気持ちに正直に向き合い、必要だと感じた変化を自ら選びました。
これからどのような演技を見せてくれるのか。新しい環境で競技への情熱を深めながら成長していく姿にも、注目していきたいですね。

まとめ|ニーナ・ピンザローネのプロフィールと戦績の整理
- 公式に確認できる事実(年齢・身長):2006年11月24日生まれの19歳(2026年10月時点)、ISU公表の身長は162cm。
- 公式に確認できる事実(主な戦績):2026年世界選手権銅メダル、2026年ミラノ・コルティナ五輪13位、GPシリーズ表彰台。
- 現時点での立ち位置:ベルギー女子フィギュア界を牽引し、新天地アメリカでさらなる飛躍を目指す世界トップスケーターのひとり。
2026年10月時点で、一次情報(ISU公式リザルト・プロフィール)として確認できる実績と、彼女のこれまでの歩みを振り返りました。環境を変え、自分の心身に向き合いながら挑戦を続けるニーナ・ピンザローネ選手の、今後のさらなる躍進にも注目が集まりますね!
【出典一覧】
- ISU (International Skating Union) Biography – Nina PINZARRONE
- ISU Competition Results – Nina PINZARRONE
- 各種報道(Nieuwsblad インタビュー等)

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