今朝も5時に起きて、いつものようにコーヒーを胃に流し込んでからホテルへ向かいました。厨房では相変わらず、コスト削減を叫ぶ上層部と、鮮度の良い魚を仕入れろと詰め寄る若手の板挟み。
もうね、胃に穴が開く一歩手前ですよ。
そんな溜まりに溜まったストレスを爆発させるには、やっぱり車中泊のロマンに浸るしかない!というわけで、仕事の合間を縫って埼玉県の越谷まで、ずっと気になっていた「あの車」を見るためだけに車を走らせてきました。
走破性と居住性が同居する究極のベース車両
お邪魔したのは、キャンピングカー業界、特にサクラやアサカゼといった人気車種で有名な、日本特種ボディー(NTB)さんです。
この車を見るためだけにわざわざやって来たんですが、一目見て確信しました。GeoRoam(ジオローム)という一番新しいキャンピングカー、これ、めちゃくちゃかっこいい!!
自分がずっと求めていたのは、過酷な道でもグイグイ進む「走破性」と、ホテルの一室のような「居住性」を兼ね備えた一台。その極みとも言える車でしょうね。
ベースはISUZUのキャンピングカー「Be-cam」のワイドボディ。しかもフルタイム四駆ですよ。
ディーゼルで4WD。走破性が強いのは当然なんですが、一言で言うと「かっこよすぎる」。デカいし、まさに男のロマンが詰まってます。あらためて紹介すると、GeoRoamというこの車は、8ナンバー仕様なんです。
ただ、ここで注意が必要なのが免許区分。
準中型免許が必要で、普通の免許じゃ運転できません。
当然、自分も持っていませんが、子供たちが大きくなって「運転させて」と言ってきても、簡単には貸せない理由にはなりますよね(笑)。
燃料タンクはたっぷり100Lの軽油。燃費は重量車モードで13.80km/Lと、この車体の大きさを考えれば驚くほど優秀です。
キャンピングカー専用シャーシということで、普通のトラックより各部が強化されているのもポイント。24V 90Aの強化オルタネーターのおかげで、走行充電が最強。これ、充電が早いってのは連泊する時には本当にありがたいんですよね~。
さらにリーフサスペンション付きで、重いものを載せても安定して走れます。
安全装備も充実していて、レーンキープアシストやクルーズコントロール、ふらつき警報まで付いています。長距離運転でヘトヘトになる自分には必須の装備です。
外装から溢れ出る軍用車のような無骨さ
外見は無骨で、どこでも走れそう。それでいて内装はめちゃくちゃ豪華らしいんです。
コンセプトカーということもあって、職人がこだわり尽くした作り込み。量産が始まったらここまでできないと言われるほどの仕上がりを、詳しく見ていきます。
まず外装ですが、オフロード風のカスタムが効いています。HARD CARGOのフォグランプに、屋根の上にもLED。真っ暗なオフロードを照らして爆走する姿を想像するだけで、日頃の鬱憤が晴れそうです。
運転席と後ろの居住スペースの間が、まるで電車の接続部分のようになっているのも面白い。(このシュノーケルみたいなのはエアインテークの部品だということでした。)
運転席の上部にはキャリアが設置されていて、かなりの荷物が積めそう。
また、タイヤも実に厳つい。前輪はシングル、後輪はダブルタイヤ。これなら相当な重さに耐えられるし、雪道にも強いはず。ただ、自分でタイヤ交換をするのは、重すぎてちょっと現実的じゃないですね。
車体側面には窓が3つ並び、その下には大容量の収納。車内からも外からもアクセスできるのが便利です。Type-CとUSBポートが外にあるのも、今どきのキャンプスタイルには嬉しい配慮。
長い物も積めるので、釣り道具やキャンプ道具は山ほど入ります。
サーフボードはちょっと厳しいかな?でも、趣味の道具をこれだけ詰め込めれば、家族とのキャンプも完璧にこなせそうですね。
細部まで考え抜かれた装備とメンテナンス性
外からアクセスできる場所は片っ端から開けてみました。まずはマルチルーム。ここにトイレを置けば、外から直接処理ができて清潔です。ドアの内側にも細かい収納が付いていて、つまみを持ってスムーズに開閉できます。
さらに下を開けると、100Lのディーゼルが入る燃料タンクとアドブルーのタンク。給油時にカバーを固定できるのは、地味ですが現場を知っている人の設計ですね。
FFヒーターの排気口やポンプも確認。そしてメンテナンス口には、クーラーの室外機が。中で冷房が効いているのか、室外機が回っていました。夏場のキャンプでも、これなら快適に過ごせそうです。
後ろに回ると、もう見た目は軍用車。扉を開けるとこじんまりとした収納があり、ここも中と繋がっています。サイズは長さ6720mm、高さ2950mm、幅2200mm。幅が2.2mあれば、横向きで大の字になって寝られます。
リアにはスタックラダーにスペアタイヤ、そして天井に登るためのラダー。
スタッフさんに頼んでリアラダーを降ろしてもらい、屋根の上へ。広大なスペースにマックスファンと200Wのソーラーパネル。パネルは4枚まで増やせるそうです。
バックカメラや、救出用のフックまで付いている。どんな車でも助けられそうな頼もしさです。外部電源もしっかり完備。助手席側には大きなオーニングがありますが、車体がデカすぎて小さく見えるから不思議です。
助手席側の扉の中には、NTBのロゴ入り給排水タンク。幌と同じ丈夫な素材が使われています。リアタイヤのフェンダーも実に頑丈。さらに外部収納として、大きな工具箱のようなスペースや、12Vバッテリー2個が収まっていました。
運転席の快適さと驚きの「ISIM」システム
いよいよ運転席へ。鍵を開けて乗り込みますが、とにかく車高が高い!見晴らしが最高です。
驚いたのが、運転席から後ろの居住スペースへ繋がっていて、ウォークスルーできること。これ、雨の日に外に出なくて済むから最高ですよ。
助手席は2人用シートになっていて、センターコンソールを挟んで運転席がある。ナビを2つ置けるスペースがあったり、パネルもトラックとは思えないほど上品。普段トラックに乗らない自分には、すべてが新鮮で贅沢に映ります。
収納もガッツリ。バックカメラ用とドラレコ用のモニターが分かれていて、目線が高くて気持ちいい。サイドミラーも大きくて安心です。そして、この車の大きな特徴が変速ギア「ISIM(アイシム)」。
9速DCTで、AT限定免許で運転できるんですが、単純なATじゃない。MTレベルの燃費の良さを実現しているんです。Dレンジのままパドルシフトのように「+/−」が操作できる。シートヒーターまで完備されています。
シートのリクライニングも可能で、助手席側も倒れます。中央の背もたれも倒せますが、運転席の後ろには壁があるので、そこまで。また、アプリでバッテリー電圧やオイル交換時期をスマホで確認できる。今の車は本当に進んでますね。
一旦外に出て、今度は居住スペースのドアへ。前のドアと連動してロックがかかる仕組み。防犯性も高いし、ステップが付いているので高い床でもスッと入れます。中は土足OKのステップがあるのも、日曜大工が趣味の自分としては使い勝手が良さそうで好印象です。
まとめ
- いすゞBe-camベースのフルタイム4WDにより、巨大な車体ながら圧倒的な走破性と低燃費を実現。
- サイズは長さ6720mm、高さ2950mm、幅2200mmと横向きで大の字になって寝られる大きさ。
- 9速DCT「ISIM」や強化オルタネーターなど、ストレスのない走行と強力な電力を両立。
- 運転席と居住スペースを結ぶウォークスルーなど、細部まで考え抜かれた装備で快適性も抜群。
今回は車としての実力や、車外から運転席周りのレビューを中心にお送りしましたが、それだけでもこの車の持つ実力や装備は圧倒的で、衝撃的なものでした。
後編は車内の様子をお知らせしたいと思います。どうぞお楽しみに!




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