【夏の車中泊・前編】千葉・君津の山間キャンプ場で川遊び!エアコンなしで眠れた車中泊体験

猛暑が続く近頃の夏は、車中泊愛好家にとっても暑さとの闘いになります。

ポータブルクーラーを積んでいれば良いですが、なければ車中泊を諦めるか、エアコンなしでも過ごせる快適な場所を探すしかありません。

そこで今回は、前・後編の二話に渡って、千葉県君津市の山間部エリアを訪れ、川遊びを楽しみながら車中泊した体験をお伝えしようと思います。

そこでは実際に、夜の車内温度は27.9度、朝は25.6度まで下がり、エアコンなしでも比較的快適に眠ることができました。

前編となるこの記事では、キャンプ場までの道のりや川でのカヤック体験、焚火で作った夏野菜キーマカレー、実際の就寝時の環境などを、現地での体験を交えて紹介します。

夏の車中泊やキャンプで涼しく過ごせる場所を探している方の参考になれば幸いです。

キャンプ場到着前の迷走と川沿いアクティビティ

グーグルの謎ルートで迷走

今回の目的地は、千葉県の君津市にある「オートキャンプ フルーツ村」です。

のどかな山間部の奥に位置する、森や山林に囲まれた自然豊かなキャンプ場ですが、道幅の狭い山道や林道のような区間もあるため、すれ違いなど運転に注意が必要な場所もあります。

自分も初めて訪れる場所なので、道案内はグーグルに任せていたのですが、途中、看板も出ていないような細い道を曲がるように指示され、進んでいくと、道幅はどんどん狭くなり、ついには舗装もされていないようなあぜ道に突入してあえなく行き止まり。

こうしたグーグルの謎ルート、今回が初めてではないですが、山道で道幅も狭く、雑草が生い茂って、脇の用水路も見えないような道を案内するのは勘弁して欲しいですよね。

ただ、このような際に小回りの利く軽バンはとても便利です。今回も行き止まりの場所で切り返すことになりましたが、車体が大きな車だったら、もっと慎重に方向転換する必要があったと思います。

尚、施設へ通じる道は、国道沿いにちゃんと看板が設けられています。

皆さんも行かれる際には、案内表示を確認してから脇道に入るようにしましょう。

キャンプ場に到着、その後カヤック遊びに挑戦

もと来た道を逆戻り、およそ20分のタイムロスでしたが、国道に戻れた時はさすがにホッとしました。

その後は狭い山道も順調に進み、ようやく目的地である「オートキャンプ フルーツ村」に到着。

運のいいことに、自分以外の予約が入っていないらしく、広いサイトを完全に貸切状態で利用できるとのこと。平日という事もあるでしょうが、静かに過ごしたい我々大人世代にとっては、有難い話ですよね。

今回はキャンプ場のサイトに車を入れてテントを張りますが、寝るときはそのまま車内を寝床として利用するつもりです。

尚、キャンプ場では、アウトドア体験としてサイトのすぐ脇を流れる川を、カヤックに乗って楽しむことができます。

税込で1時間1,000円(家族用のカヌーは同1,500円)ということですが、流れもほとんどなく初心者でも安心して楽しめる、というお話なので挑戦してみることに。

ライフジャケットを着用し、漕ぎ方や道順、見どころなどのレクチャーを受けたら、パドルを握りいざ出発。

最初はパドルの扱いに不慣れで、うまく方向転換したり進むことが出来ず苦戦しましたが、流れは本当にゆるやかで、すぐにコツをつかむことができました。

スタッフさんが付き添うわけでもない、一人だけのカヤック体験には不安もありましたが、自然に囲まれた森林の中を流れる川面は、驚くほど爽やかで気持ちがよく、洞窟をくぐる時などは、思わずディズニーのジャングルクルーズを思い出して、意味もなく歓声をあげたりしていました。

こだまする反響が楽しいんですよね。

スタッフさんによると、タイミングが良ければ野生の猿と出会えることもあるんだとか。

さすがにそれはありませんでしたが、パドルを漕ぎながら、周囲の自然を観察したり、水中の魚の姿を追ったりと舟遊びを満喫。

1時間って少し長いかな、、と思っていたクルーズも、そんなこんなであっという間に終了。長旅とテント設営などで疲れていた身体も一気にクールダウンできました。

焚き火で調理、自家製の夏野菜キーマカレー

足場に注意しながら焚火台を設置

カヤックで程よく体を動かしたらお腹が空きましたので、早速夕食の準備に取り掛かります。今日はせっかくのキャンプ場なので、久しぶりに焚火で料理しようと思っています。

作るのは、夏野菜がたっぷり入った特製キーマカレー。

「どっちが上だっけ?」と、たまにしか使わない焚火台の置き方に迷いながら、足場を整えます。

焚火ではないですが、以前屋外調理をした際に、地面が傾いていたせいで、ホットサンドメーカーからチーズが全て流れ落ちてしまうという事件がありました。

チーズが流れ落ちるだけなら良いですが、天ぷら鍋だったり、焚火台がひっくり返ったりしたら大変。

できるだけ水平な場所を見極め、近くに転がっている石で足場を補強したら、キャンプ場で購入した薪(600円)と麻ほぐしを火床において、ファイヤースターターで火をつけます。

購入した薪がすごく薄く、細く割られていたせいもあって、3回ほどのトライアルですんなり着火。こうしたところにも、キャンプ場のホスピタリティを感じますね。

材料を準備して調理開始

まずは下ごしらえ。ゴーヤは1/2本を縦割りにして中のワタをくり抜き、5ミリ厚ぐらいにカットしていきます。

また、トウモロコシは1/3にカットして、包丁を使って丁寧に身の部分を削ぎ落します。

赤々と燃え盛る焚火の上にグリルパンを置き、油を垂らしたら、自宅で準備してきた玉ねぎのみじん切りを投入、更にすりおろしたニンニクと生姜を加えて炒めます。

玉ねぎが透き通ってしんなりしてきたら、今回はいつものトマトピューレではなく、1回分ずつ小分けされているトマトペーストを使ってみました。

細かく使い切りできるのが車中泊向きだな、と思ったからですが、味見してみるとトマトの甘みが際立っていて、ピューレよりも濃厚でコクがある感じでした。

こんなぶっつけ本番でいろいろ試せるのも、自分一人で楽しめるソロ車中泊の特権ですよね。

更にカレー粉を加えてざっと混ぜたら、豚のひき肉を加えて炒めます。

お肉に半分程度火が通ったら、今度は水を加え、アクを取りながらしばらく煮込みます。

水分が少なくなってきたところで、先に準備したゴーヤとトウモロコシを投入し、味を調えながら火が通ったら完成です。

ゴーヤとトウモロコシは、食感を残すために火を通し過ぎないことがポイントになります。

ちなみに途中暇だったので、火加減を見ながら薪を継ぎ足し、使った器具の後片付けやテント内の整理をしていたんですが、目を離している隙に火が燃え過ぎていて、キーマカレーも終わったかと思いました。

慌ててグリルパンを焚火から外し、薪の位置をずらして火力を落としたんですが、焚火だと火加減の調整が難しい分、どうしてもホテルの厨房のようにコントロールできないんですよね。

幸い、キーマカレーは無事だったので良かったんですが、焚火調理だと今回のように少し目を離しただけでも火勢が変わってしまうので、鍋から長く離れないようにしないといけません。

こんな悪戦苦闘も車中泊ならでは、とも言えますが、火事など起こしては元も子もありませんから。

皆さんも、どうかお気をつけ下さい。

仕上げに温泉玉子を載せて、いざ実食

お皿に炊きあがったご飯をよそい、出来上がったキーマカレーを盛り付けたら、この時の為に家で仕込んでおいた温泉玉子をトッピングします。

スプーンで黄身を割った時のビジュアルがたまりません。

一口頬張ると、キーマカレーのスパイシーな味が温泉玉子でまろやかに中和され、トマトペーストの濃厚なコクと豚肉の旨味、ゴーヤの爽やかな苦みが混然一体となって口の中に広がります。

トウモロコシの、噛んだ時にプチッとくる食感も、アクセントになって良いですね。

余りの美味しさに、冷えたビール片手にあっという間の完食。

大自然の中で焚火に照らされながら、というシチュエーションも大きかったと思いますが、今回のカレーは我ながら良い出来でした。

今度は自宅で家族にもふるまってやりたいと思います。

就寝時の車内温度は27.9度、睡眠スコアも高得点

森の中での就寝準備

食事の後は車内を整えて寝床を作ります。

手作りの換気扇と卓上の扇風機で空気を循環させながら、窓にシェードを貼り、夕食時にも活用した電池式の虫よけを車内に移動させます。

大自然の中での車中泊ですから、虫対策はとても重要です。

寝てる時の耳元で「プ~ン」と聞こえる羽音は最悪中の最悪。真夏ですから、窓を閉め切る訳にも行かないし、かといって蚊取り線香を焚くのは狭い車内では無理。

その点自分が使っている電池式の虫よけなら、コードレスだし、倒れても液漏れしないからおススメです。

シャワーを借りてさっぱりしたら、歯磨きをして、マットレスの上に冷感シートを敷いたら寝る準備完了。

現在22時過ぎですが、車内温度は27.9度。

前回、神奈川県の酒匂(さかわ)海岸で車中泊した時は30度超えでしたので、やっぱり涼しさが違います。

しかも、外からは結構いい風が入ってきますので、この様子なら夜はエアコンなしでもぐっすり眠れそうです。

Fitbitで計測した睡眠スコアは「90」の高得点

おはようございます。現在の時刻は7時少し前。車内温度は25.6度となっています。

やはり山は海辺よりも涼しく、よく眠れました。

途中、やはりすこし肌寒さを感じ、リバーシブルのブランケットを裏返してパイル地にしていたくらいです。

ただ、蚊などの虫に悩まされることも無く、Fitbit(健康トラッカー)の睡眠スコアも「90」という高得点を記録。前回の海辺では「78」だったので、睡眠のしやすさという点では、海辺での車中泊よりかなり上だったんだろうな、と感じました。

この時期にエアコンなしで、これだけ快適に眠れるというのはやはり大きいですね。夏の車中泊はとにかく場所選びが重要になりそうです。

ピザトーストを堪能する朝の贅沢な時間

すっきりした身体で車内を整え、早速朝食の準備をしていきます。

折角のキャンプ場なので、今回の朝食はいつも車内で作るホットサンドではなく、テントでピザトースト風にして頂こうと思っています。

屋外に出したテーブル台の上にカセットコンロを置き、両手鍋を鉄板代わりにして火をつけ、パンを焼いていきます。

ひっくり返して薄く焼き色がついたのを確認したら、昨夜の残りのトマトペーストとチーズをトッピング、更に上からドライハーブのオレガノを振りかけ、鍋の蓋をしめます。

弱火でじっくり加熱して、しばらく経ってから蓋をあけると、良い感じにチーズがとろけて美味しそうに焼けました。

火を止めてお皿に移し、上に温泉玉子を盛ってブラックペッパーを振りかけたら出来上がり。

小鳥のさえずりを聞きながら大自然で頂くピザトーストの何と美味しい事。トマトの甘みとチーズのコクのある塩味や温泉玉子が溶けあい、何度食べても飽きないお味です。

熱いコーヒーを片手に、とても贅沢な時間を過ごすことが出来ました。

ごちそうさまでした。

まとめ

  • 千葉県君津市の山間部は、都心からアクセスしやすく、夏でも比較的涼しさを感じられる車中泊スポット。
  • 清流でのアクティビティや川遊びは、夏の暑さを忘れてリフレッシュするのに最適。
  • 焚火でじっくり作る夏野菜キーマカレーは、キャンプの満足度を一層高めてくれる一品。

今回訪れたエリアは、自然の涼しさを感じながら静かに過ごせる絶好のロケーションでした。また、清流のせせらぎや焚火の音に包まれて味わったキーマカレーも格別。

ただ、ご紹介した車内温度や睡眠環境は、訪問時の天候や気温、風通しなど、によるものです。

日によっては全く別の環境となることも予想されます。真夏の車中泊ではくれぐれも無理をせず、暑さを感じた場合は冷房設備の利用や場所の変更などを検討してみてください。

尚、朝食を済ませてからの周辺エリアの旅では、豊英(とよふさ)大滝や奥米(おくごめ)トンネル、小糸川温泉などを巡っています。

後編のお話が気になる方は、ぜひこちらもご覧ください。

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