ダイソー100円仕掛けでキスは釣れる?千葉・内房車中泊旅で検証してみた!

ソロ車中泊をこよなく愛する自分ですが、その魅力は普段の自分の殻を脱ぎ捨てて、いろいろな遊びを体験できるという事にもあります。

最近覚えた、にわか釣り師になって広い海原に向かって釣糸を垂れるのも、そんな自分の楽しみの一つ。

今回は、千葉県の内房エリアで、ダイソーの釣り仕掛けでキス釣りに挑戦したお話を中心に、道中立ち寄った「道の駅 保田小学校」や、地元で人気の「としまや弁当」、そして釣った魚で腕を振るったこだわりの車中飯にスポットを当て、前・後編の二話に渡ってお伝えしていこうと思います。

「ダイソーの100円仕掛けでも、本当に魚は釣れるのか。」
「内房エリアで車中泊を楽しみたいが、どんなところがあるのか。」
「いろいろな車中飯を作ってみたい。」

そんな疑問や関心のある方の参考になれば幸いです。

廃校リノベの「道の駅 保田小学校」とノスタルジックな校舎に浸る時間

内房エリアでの釣り体験をする前に、道中立ち寄ったのが、かねてより気になっていた「道の駅 保田小学校」です。ここは、廃校になった小学校をまるごとリノベーションして生まれた、全国的にも非常にユニークな道の駅。

校舎の面影をそのまま残したユニークな食事メニューがあったり、宿泊施設や日帰り温泉まで完備されている人気のスポットです。

山間の田舎道をしばらく走ると、「あった、ありました、、道の駅 保田小学校。」

しかし、さすが人気スポットだけあって、平日でも駐車場はかなり混雑しています。

建物の方は、きれいにリノベーションしているだけあって、一見すると校舎の面影は残っていませんが、中に入るとロッカーだったり掲示板だったり、「○年○組」と書かれた札だったり、そこかしこに懐かしい小学校の面影を感じることができる装飾が施されています。

聞くところによると、1泊4,200円から宿泊できるんだそうですが、しかし教室内にベッドが並んでいる絵は、実際見るとちょっと違和感がありますよね~。

自分だったら、落ち着いて寝れるかどうか、ちょっと心配になります。

食堂のメニューも、「ミルメークとあげぱんセット」を筆頭に、「からあげ給食」や「校長のカツカレー」など、ユニークで懐かしい献立のものが。

ミルメークも懐かしいですが、脱脂粉乳なんかももう一度味わってみたいですね。スプーンなんかも、昔あった先っぽがフォークになってるやつが出てくるんでしょうか。

今回は先の予定があるので頂きませんが、次回訪れた際には是非味わってみたいですね。

さらに敷地内を探索していると、駐車場の一角にRVパークがあるのも発見しました。

車中泊を禁じる道の駅が多い中、こうして専用のRVパークを設けているというのは非常に珍しい例ですね。ユーザーにとっては、利便性も高く、貴重な施設と言えるのではないでしょうか。

地元の超有名店で弁当購入、そして貸し切り状態のお風呂で自由を満喫

ところで、夕まづめの釣りを楽しむために、こちらで弁当を購入するつもりでしたが、残念ながら売っていなかった(実際には、施設奥にある揚げ物専門のレストランで販売してました。)ので、この界隈では知らない人はいないという超有名店、「としまや弁当」に行くことに。

メディアでも多数取り上げられていて、自分も名前だけは聞いていましたが、実際に食べるのは今回が初めてです。

看板にも書いてありましたが、どうやらチャーシュー弁当がこのお店の不動の名物だという話。メニューをじっくり眺めて、今回は「バーベキューチャーシュー弁当」(940円)を注文しました。

店内はどこか懐かしく、時間が昭和のまま止まったかのようなレトロで素晴らしい佇まい。こういうローカル感漂う雰囲気、本当に大好きです。

注文を入れてから、ほどなくして出来上がり。厨房の奥でホカホカの作りたてを用意してくれました。(、、これは絶対に美味い。)

お弁当を抱えて、先ほどの道の駅 保田小学校に戻り、楽しみにしていたお風呂に入ることにします。こちらの入浴料は大人500円と非常にリーズナブル。

1階の窓口で受付をして、お風呂のある2階へと進んでいくと、途中で「キーン・コーン・カーン・コーン」という懐かしいチャイムの音が。小学生時代は、常にこの音と一緒でしたね。

暖簾をくぐると、浴室には一人の客もおらず、なんと貸切状態。誰にも邪魔されず、手足を伸ばして一日の疲れをゆっくりと癒やすことができました。

今回は平日の夕方だったこともありますし、休日や連休は状況が異なると思いますが、平日に訪れる方は比較的ゆったり利用できる可能性がありますね。

しかし実際に体験してみて、「道の駅 保田小学校」は、噂通りの本当に素晴らしい場所でした。

廃校の空間を一つのコンセプトでまとめ上げ、直接的なターゲットとなる我々のような世代以外でも、大人や子ども達を楽しませる為の様々な工夫が凝らされていました。

特に、校舎を活かした空間づくりだけでなく、宿泊・温泉・食事まで一か所で完結できる点は、利便性も高く、車中泊利用者との相性も非常に良いですよね。

今回は様子見で伺っただけですが、次回はRVパークなどを利用して是非車中泊してみたいと思いました。

「としまや弁当」の名物チャーシューに「東金」のシャキシャキ新鮮野菜に舌鼓

体が温まったところで、車で15分ほどの距離にある海辺の駐車場にやってきました。

海辺に出てくると、波はとても穏やかで、素晴らしい景色が広がっています。

いつものお気に入りの駐車場ですが、普段停めている向こう側の広いスペースは、何やら子供用の遊具の設置工事でしょうか、作業車両が多くて落ち着かなかったので、今回は少し離れたこちらのスペースに停めることにしました。

まずは先ほど購入したとしまや弁当と、自宅から持ってきた新鮮なサラダで、少し早めの夕食にします。サラダに使うルッコラにミニトマトは、今朝「東金」の道の駅で手に入れたもの。

特にミニトマトは今朝収穫されたばかりの新鮮なやつで、赤々と実って規格外のデカさです。

口に入れてみると、トマト特有のドロッとした種周りのゼリー状の部分が極端に少なくて、その周囲を囲む肉厚な果肉の部分がぎっしりと詰まっています。

ホテルの厨房でも、トマトは非常によく扱いますが、使用する場合は、料理によって一つ一つ果肉の締まりや熟れ具合、水分量を見ながら使い分けています。

このトマトは包丁を入れても崩れにくいし、サラダ用としても、とても扱いやすい品質だと思います。

では、お弁当の方はどうでしょう。

早速、「名物」の誉れ高いチャーシューを一口、口に入れてみます。

う~ん、、肉厚でトロトロ。大ぶりなお肉がお口の中で溶けていくような食感で、これは本当にウマい。濃い目の甘辛いタレがしっかり奥まで染み込んで、とにかくご飯によく合います。

また、もう一つの主役のバーベキュー肉は、ほんのりと生姜の風味が効いた、メリハリのある味付け。

やはり濃いめの甘辛系のたれで仕上げてあり、名物チャーシューとの組み合わせとなると、もはや米がいくらあっても足りないくらいの反則級のレベルになりますね。

せっかくなら出来立て、作り立てのものを食べてみたかったですが、この弁当、恐らく冷めてもうまい、、いや、うまいと感じさせる工夫、味付けがされているのだと思います。

お弁当って、どうしても食べるのは、作ってからある程度時間が経過しています。

プロはいつだって、お客さんに一番美味しいと感じてもらえるタイミングを考えているものですから。

ダイソーの100円仕掛けが奇跡を起こす!夕暮れの堤防でキスを狙う

夕食を食べ終えると、時刻は17:00を少し回ったところ。お腹も満たされたので、いよいよ堤防へ向かいます。

ターゲットは上品な白身が最高の「キス」。

少し歩いて、先ほど工事をしていた向かい側の駐車場側へと移動してきました。

今回の仕掛けは、ダイソーで調達したオモリと天秤、針がすべてセットになったもの。価格は当然100円です。本当に、今の100円ショップのクォリティは凄まじいですよね。これさえあれば誰でもすぐに釣りが始められてしまいます。

一応、針先が鈍ったときの交換用として、予備の針先セットも購入していますが、これだけ買ってもたったの200円ですから、驚きです。

使用する竿は、昔興味本位で安物買いしたシーバスロッド。リールに至っては、これもダイソーで500円で購入したものですが、これだけあれば十分戦えます。

仕掛けを遠投し、オモリが着底したら、海底を引きずるようにしてゆっくりとリールを巻いていきます。ズルズルと砂底を引っ張っている独特の振動が、安物のロッドを通じて手元に伝わってくるのですが、そのとき、、「ん??」。

竿先がブルブルと激しく震えました。すかさず合わせると、確かな感触。

「、、、釣れた!」。

なんと、一投目から本命のキスを見事にゲットすることが出来ました。夕陽を浴びて、パールのベールをまとったような魚体が本当に綺麗に輝いています。

これは本当に奇跡ですよね。夕まずめで潮が動き始めたタイミングと重なったことが大きかったのかもしれませんが、仕掛けを投げて、ものの2~3分で釣れてしまったのですから。

しかも、たった100円のダイソー仕掛けで、です。

これまで何度か同じ場所で釣っていても、一投目で本命が掛かったのは今回が初めて。

もちろん耐久性や細かな使い勝手では釣具メーカー製に及ばない部分もありますが、「とりあえず始めてみたい」という人なら、ダイソー品でも十分おすすめできるな、と思いました。

ただ、ついていたのはそこまで。そんなに事がうまく運ぶはずがありません。

二投目以降は、手元にブルッとアタリがきても、針がかりしなかったり、すっぽ抜けて魚が付いていなかったりの繰り返し。

時計の針はすでに21:00過ぎ。最初の一投目で奇跡的に釣れた後は、潮目が変わったのでしょうか。その後も少し粘ってみたのですが、本日の釣果は結局、最初の一投目で釣れたキス1匹で終わってしまいました。

まぁ、ボウズじゃなかっただけマシですが、ただ、さすがに1匹だけではおかずとしては寂しいので、明日の早朝にもう一度リベンジするつもりです。

取り急ぎ、釣れた魚はサッと鱗を落とし、内臓を取り除いてクーラーボックスへ。

今日は一日中動き回って、体はクタクタですから、愛車の寝床に潜り込んで、早く寝ることにします。

ドラマ撮影で車を移動。その後まさかの舌平目を釣り上げる

翌朝。もっと早く起きるつもりだったのですが、疲れからか思いきり二度寝をしてしまい、気づけば時間は朝の7:00前になっていました。

静かで穏やかな海を見ながら、手際よく釣りの準備を整えていた時。

「コン、コン」

突然、運転席のドアをノックされました。

「何事だろう?」と思って窓を開けると、外にいたスタッフの方から「今日、この海岸でドラマの撮影(ロケ)を行うため、大変申し訳ないのですが車を少し移動していただけないでしょうか?」とのこと。

なるほど、昨日見かけた「遊具の設置」だと思っていた賑やかな作業は、ドラマのロケセットの設営だったようです。

邪魔にならないようすぐに車を動かしましたが、しかし朝とはいえ、突然のドアノックにはやはり心臓が飛び出るんじゃないか、、ってぐらいびっくりしますね。

離れたところに駐車したつもりでしたが、やはり状況把握が十分ではなかったようです。

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あわてて車を移動させた後、さっそく朝の釣りリベンジを開始します。

竿先に神経を集中させていると、すぐに「ブルブルッ!」と小気味よいアタリが伝わってきました。 一度フッと軽くなりましたが、再び確かな手応えが!

「やったぁ!2匹目!」

昨日と同じくらいの、綺麗なサイズのキスを釣り上げることができました。やはり朝の海は期待を裏切りません。

さらに追加を狙って仕掛けを引いていると、今度は急にズシッと竿先が重くなりました。

「ん?ゴミでも引っかかったかな?海藻か……?」

重い仕掛けをゆっくり手元まで手繰り寄せてみると、針の先にくっついてきたのは、なんとホテルの厨房でもちょくちょく使用する「舌平目(シタビラメ)」です。

こんな波止場からのちょい投げで、高級食材として知られる舌平目が釣れるなんて、どんなミラクルでしょう。

しかも仕掛けはダイソーの100円の品ですし、余りにも釣り合わないというか、得した気分。

調子に乗って、もう少し釣りを楽しみたいところでしたが、ロケ隊の車やスタッフさんたちで徐々に海岸が賑やかになってきたため、舌平目の血抜きをして早々と退散することに。

今日はこの後、ここから10分ほどの距離にあるキャンプ場を予約しているのですが、チェックインの時間まではまだまだたっぷり余裕があるため、どこか別の海岸に移動して遅めの朝食を取ろうかと思います。

しかし今回の海釣りでは、ちょうど良いサイズのキスが二匹に、予想もしていなかった舌平目一匹の合計三匹をゲットすることが出来ました。

ダイソー品を中心に、格安の道具を使っての釣果としては、かなり良い出来ではないでしょうか。

何より、美味しいものを探しながらの車中泊グルメ旅。これから自分で釣った新鮮な魚たちを使ってどんなお料理を作ろうか、楽しみが一つ増えたような気がします。

まとめ

  • 道の駅 保田小学校は、ノスタルジックな廃校リノベーションの空間を楽しみながら、大人500円で清潔なお風呂に浸かれる内房車中泊の超一級スポット。
  • 地元のソウルフード「としまや弁当」のバーベキューチャーシュー弁当は、冷めても美味いプロの工夫が詰まった、ご飯がいくらあっても足りない反則級の美味しさ。
  • ダイソーの100円仕掛けは超侮れない!安価なタックルでも、夕暮れと朝マズメの短時間で本命のキス2匹と、まさかの高級魚・舌平目を仕留める実力派。

今回の旅を通して実感したのは、高価な道具がなくても十分に旅と釣りを楽しめるということでした。

内房エリアは道の駅・温泉・グルメ・釣り場がコンパクトにまとまっており、車中泊との相性も非常に良い地域だと感じています。

続く後編では、山の中の静かなキャンプ場で(自分で釣った新鮮な魚たちを贅沢に味わい尽くす、こだわりの車中飯編)をお届けします。

プロの意地を少しだけ見せた(?)アウトドア調理の様子や、翌朝の豪快ホットサンドでのまさかの大失敗(笑)まで、見どころ満載でお送りしますので、ぜひ楽しみに待っていてくださいね!

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