【千葉・君津】12月の温泉三昧!炊飯器で作るホロホロチキンカレーと冬の防寒術

こんにちは。50代副料理長です。

今回訪れるのは千葉・君津エリア。12月に入り、冬本番を迎えるこの季節、車中泊ユーザーにとっては寒さ対策が悩みどころですが、重要になるのは「温まり方」だと思います。

今回はFFヒーターを使った防寒と、温泉めぐり、さらに炊飯器で作るチキンカレーを組み合わせて「体を内側と外側から温める旅」を試してみました。

火山のない千葉県ならではの「黒湯」や「硫黄泉」を巡りながら、冬の車中泊を快適に過ごせるのか実際に検証していきたいと思います。

1. 旅の始まりはFFヒーターの準備から

冬の車中泊に欠かせないのが「FFヒーター」です。

出発前、まずは燃料となる灯油をしっかりと補充します。 気温が下がれば下がるほど、このヒーターの有り難みが身に染みるもの。

もちろん、FFヒーターのような頼もしい装備がなくても、家にあるラグやインナーシュラフを使った冬の底冷え対策を工夫するだけで、氷点下に近い夜を快適に乗り切ることも十分に可能です。

ただ、今回は「温まり方」も大きなテーマの一つなので、こうした準備を怠ず、万全の態勢で臨むべく目的地に向けて出発しました。

君津市に到着してまず立ち寄ったのは、フォトスポットとしても有名な「清水渓流広場」です。

車が多いな、、と思ったら、今はちょうど紅葉が見ごろなタイミングでした。本州で最も遅いと言われるここの紅葉は、12月でもまだ鮮やかな色彩を見せてくれます。

この公園の隣には、魅力的な温泉施設が併設されています。

入るのが楽しみですね。

2. 入浴中に料理が完成?「炊飯器調理」の魔法

ここでプロの料理人としての「時短術」を。 お風呂上りに、ホカホカのご飯が用意されていたら嬉しいですよね~。

って事で、お風呂に入る前に、車内で夕食の仕込みを行います。

今夜のメニューは「チキンカレー」。 炊飯器にお米をセットし、その上に自宅で準備してきた鶏肉やカレールーを投入してスイッチオン。さらに戻った後の仕上げ用に、冷凍のほうれん草も準備しておきます。

炊飯器が調理してくれている間に、私はゆっくりと名湯を堪能することに。

泉質は「重炭酸ソーダ泉」という、あまり聞いたことがない温泉ですが、加水も塩素消毒も循環もさせず、源泉を加熱してそのまま掛け流すという、スタイルなんだそう。

調べたところ、千葉県の温泉は火山由来ではないため、源泉温度は低め(冷鉱泉)なことが多いらしいんですが、その分成分が濃く、じっくり温まるお湯が多い傾向にあるんだそうです。

確かに、お湯は少し茶色く澄んでいて、入った瞬間の刺激は少ないんですが、上がってからもしばらく体がポカポカして汗が引かず、普段入る塩化物泉とは違う温まり方を感じました。何と言うか、こう、、身体の芯から温めてくれるような感じで、湯冷めしにくい、という印象ですかね。

冬の車中泊に臨む前に十分な準備が出来ました。

3. 暗闇の紅葉と、スプーンなき晩餐

温泉から上がると、辺りはすっかり暗くなっていました。夜の闇に浮かぶ紅葉もまた乙なものです。 本日の停泊地「ヅウタ親水公園」へ移動し、いよいよ夕食タイム。

車内にはカレーの食をそそる香りが充満しています。 ……が、ここで一つハプニング。なんとスプーンを忘れてしまいました

車中泊ではよくカトラリーを忘れることがあるんですが、現場の知恵を生かすなら、こうしたものは常備品として常にまとめておき、きちんと置き場所を決めておかないとダメですね。

仕方ないので箸を使って具を器に拾い、最後は内釜から大胆に流し込んで盛り付け完了。

実食はお茶漬け並みに口ですする形に。。美しくありませんが、これも車中泊の醍醐味ですよね。

しかし、炊飯器でじっくり熱が入った鶏肉は、プロの目から見ても驚くほどホロホロ。箸で簡単に切れる柔らかさです。

炊飯器は密閉状態でじっくり熱が入るので、鶏もも肉のような部位でも煮込み過ぎることなく柔らかく仕上がります。厨房でも低温調理に近い考え方を使うことがありますが、車内では炊飯器がその役目をしてくれると改めて感じました。

「炊飯器、恐るべし」ですよね。

4. 君津・亀山エリアの豊かな泉質

今回滞在している君津市周辺は、実は温泉の宝庫です。

  • 亀山湖周辺: 独特の「黒湯」が楽しめます。
  • 東の七里川: 千葉では珍しい硫黄泉が湧いています。
  • 西の小糸川: こちらも質の高い黒湯で有名です。

まさに「温泉三昧」をするには最高のエリアですよね。特に黒湯と硫黄泉の両方を楽しめる地域は関東では意外と少なく、温泉目的で再訪したくなる場所の一つではないでしょうか。

明日は亀山湖の方へ足を伸ばしてみることにします。

12月なので、車内にはささやかなクリスマスツリー(もどき)を飾り、夜のひとときをNetflixで過ごします。

外は人っ子一人いない静かな夜。インナーシュラフを用いた二重重ね寝袋と電気毛布があれば、冬の冷え込みも怖くありません。

5. 明け方の冷え込みと、FFヒーターの再稼働

翌朝、目が覚めると車内はかなり冷え込んでいました。

電気毛布のぬくもりに、ついつい二度寝したくなる自分を奮い立たせて起床。 さっそくFFヒーターをオンにします。吹き出し口から温かい風が出てくるのを確認すると一安心。やはり冬の車中泊の「三種の神器」の一つですね。

朝食は、昨夜の残りのカレーを炊飯器で温め直し、昨日から仕込んでおいた「全粒粉のナン風パン」を焼きます。 強力粉やベーキングパウダーを混ぜて一晩寝かせた生地に、たっぷりのチーズを包んでホットサンドメーカーで焼き上げます。

ここで電気容量の注意点。

自分の車のインバーターは1000Wですが、炊飯器(350W)とホットサンドメーカー(600W以上)を同時に使うと、計算上かなり際どい。安全のため、炊飯器の保温を切ってからパンを焼く。こうした「電気のやりくり」も車中泊では大事になります。

焼き上がったのは、ナンというよりは「美味しいチーズパン」でしたが(笑)、熱々のカレーをディップして食べれば、冬の朝には最高のエネルギー源になります。

ちなみに、これから車中泊を始めようとする方の中には、ポータブル電源なしに出かける方も多いはず。

自分もそうでしたが、そうした方々には、「電気のやりくり」など関係ない話。

真夏の猛暑や、真冬の厳しい寒さの中では難しいかもしれませんが、電気の無いところで楽しむ車中泊の楽しみ方も当然ある訳なので、下の話も是非参考になさって下さい。

関連)ポータブル電源なしでも十分だった。車中泊4年間で分かった必要な道具

6. 湖畔の散歩と、締めくくりの猪鍋

食後は目の前の笹川湖を散歩。ダム湖に反射する紅葉を眺めながら、冬の澄んだ空気を吸い込みます。 旅の締めくくりは、亀山温泉「湖水亭 嵯峨和」。 ここはランチを食べると入浴料が無料になるという素晴らしいプランがあります。

お昼ご飯に選んだのは、千葉の名物でもある「猪鍋(ししなべ)」。

食べる前は脂っこさを想像していましたが、実際はクセが少なく、味噌仕立てのスープとの相性も抜群。体の芯まで温まる一杯で、冬の締めくくりにぴったりでした。

お風呂でコーヒー色の濃い黒湯を堪能し、風呂上がりに熱々のジビエを頂く。 平日にもかかわらず多くの人で賑わっていましたが、この泉質と料理の内容なら納得ですよね。

まとめ:冬の車中泊を楽しむ3つのポイント

今回の旅を通して改めて感じた、冬を快適に過ごすためのエッセンスをまとめます。

  • 「ほったらかし調理」で時間を生む 炊飯器調理は、入浴や観光の時間と同時並行で食事を仕上げてくれます。プロの視点で見ても、密閉して加熱する炊飯器は肉をホロホロにするのに最適。手間を減らしつつ、クオリティを下げない工夫が旅の満足度を高めます。
  • 電気と燃料のマネジメント FFヒーターの灯油、ポータブル電源、そして車載インバーターの許容ワット数。これらを把握し、適切に使うことが「トラブルを未然に防ぐ」コツです。特に高出力の調理器具を併用する際は注意が必要です。
  • 地域の「名物」と「泉質」を使い分ける 君津・亀山エリアのように泉質が豊富な地域では、その時の気分や体調に合わせて温泉を選べるのが魅力です。名物の猪鍋のようなジビエ料理を取り入れることで、地域の文化も一緒に味わうことができます。

次はどんなトラブルと、どんな美味い飯に出会えるか。副料理長の車中泊日記、まだまだ続きます!

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