【実録】外気温5℃の車中泊で、「Anker」の新型ポータブル電源を実証レビュー!

冬の車中泊では、「電気毛布を使うと、あっという間にバッテリーが減る」「IHで調理をしていると残量が不安になる」と感じることがありますよね。

自分もこれまで、小型のポータブル電源を使っていましたが、特に極寒の中での車中泊では電力不足を気にしながら過ごすことが少なくなく、旅を心の底から楽しめたとは言えませんでした。

そこで先日、そんな「冬の休日」を最高にアップデートしてくれる新しい相棒を手に入れました。

それは、Ankerの最新ポータブル電源「Solix C1000 Gen 2」

今回は、この「Solix C1000 Gen 2」を使って、実際に調理・映画鑑賞・充電などをしたときの使用状況と、実際の残量変化の記録になりますが、昔使っていた小型モデルから驚くほどの進化を遂げていて、これ一つで車中泊が「家以上の快適空間」に変わっていました。

以前、冬の車中泊を楽しむ上で、電気と燃料のマネジメントは欠かせないなんて話もしていますが、そうしたやりくりを劇的に軽減してくれる強者です。

実際に体験したその日の様子と、今回使ってみて分かったこのポータブル電源の実力を、皆さんとシェアしていきたいと思います。

驚異のパワー:IHクッキングヒーターで本格ランチ

まずは調理ですが、お昼ご飯に作ってみるのは、たまに無性に食べたくなる「ハヤシライス」。

ルーから手作りする「ハヤシライス」は、玉ねぎなどの具材をしっかりと炒めることで旨味とコクを引き出す、それなりに時間のかかるお料理ですが、今回は旅先ではなく、庭に駐車中の愛車の中で実験をしてみようと思います。

時間は12時を少し回ったところ。

太陽が見え隠れする、この日の外気温は約5℃。窓を少し開けながら、IHヒーターで玉ねぎがあめ色に変わるまでじっくり炒めていきます。

さらに牛肉などの具材を加え、赤ワインと水でルーを伸ばしながらコトコトと20~30分煮込んで、とろみとツヤが出てきたところで完成です。

IHヒーターにかけていた時間は、全体で45分くらいでしたが、調理開始時87%だった残量が完成時点でもまだ43%残っており、以前の小型モデル(消費電力約700W〜1200W)では難しかった、調理から照明、暖房への合わせ技も、この「C1000 Gen 2」なら難なくこなせそうです。

定格出力1550W(最大2300W)という力強さを実感しますよね~。

食後のコーヒー用のお湯も、出力全開(1400W)ならわずか1分で沸騰。この速さは、忙しい厨房で働く自分にとっても感動モノでした。

冬の救世主:家庭用電気毛布とプロジェクターの共演

食後は、冬の車中泊を「自堕落」に楽しむ最高のセットを準備します。

普段は自宅で使っている大きめの電気毛布に、車内でまったりとサブスクを楽しむためのプロジェクター。

外は風が強く体感温度もかなり低かったのですが、毛布に包まりながら映画を見ていると、お腹も満たされていたせいか、ウトウトしてしまいました。

正に至福の時ですよね~。

しかし家庭用の電気毛布は、やっぱり大きさもあるんでしょうね。以前使っていた車中泊用の小さめのやつより消費電力は約2倍くらいあります。

ただ、プロジェクターと両方使用して、さらにスマホやPCの充電を同時に行っても、消費電力は大体160W程度。USB-Cポートが3つ、AC電源5つの豊富な端子のおかげで、すべてこれ1台で完結できるのがスマートでいいですね。

1000Wh超という容量は、いわゆる大容量モデルという位置づけですが、自分のようによく料理をするスタイルでも1日たっぷり使えますし、工夫次第では2〜3日の連泊も視野に入ります。

ただ、家族で使用したり、車内で電気冷蔵庫を稼働しっぱなしにされるような場合は、より大型の「Solix C2000 Gen 2」がおススメ。

Anker Solixシリーズは、「早い、パワフル、長寿命」をコンセプトに展開しているシリーズで、300whくらいの小型から3000whの超大型モデルまで幅広く取り揃えていますので、自分の旅にあったモデルを検討してみるのも良いでしょう。

進化した太陽光発電:両面受光ソーラーパネルの衝撃

ちなみに、充電方法は家庭のAC電源、ソーラーパネル、車のシガーソケットの3つの方法を選べます。

今回はソーラーパネルを試してみたかったので、世界最軽量クラスの、両面受光ソーラーパネル「Anker Solix PS100 Dual」を使って充電してみました。

「100」という数字は、最大出力が100Wという意味ですが、雲で太陽が隠れていても、パネルの裏表で効率よく発電してくれるのは驚きですよね。

600Wで充電した場合、C1000なら最短110分で満タンになります。

ACコンセントとの同時充電も可能ですが、(今回は自宅での実験でしたので、そのケースも試してみましたが)合計約970Wの入力を確認できました。空の状態からでも1時間ちょっとで満充電できてしまう計算です。

自分のように電力消費の多い車中泊スタイルの場合、電気を使い過ぎると翌日の行動を調整する必要があったんですが、これぐらい短時間に大きく回復できれば、翌日の調理や暖房などにも、さほど気を遣わずに済みそうです。

これは旅先での大きな安心感につながります。

ちなみに、重さ約2.8kgは世界最軽量モデルで女性でも取り回しが簡単。しかも耐用年数は10年と長持ち設計となっています。

安全性と「もしも」への備え

刃物や火器を常用する料理人として、道具の「安全性」には人一倍敏感ですが、このモデルは90cmの高さから落下した際の衝撃にも耐えられる耐久性を備えている他、バッテリーに釘を刺しても発火しない試験をクリアしているそうです。

今回、落下させたり釘を刺したりと、安全性に対する検証はしていませんが(信用していない訳ではありませんが、壊れると嫌なので)、こうした情報が公開されている点は安心感につながりますよね。

さらに過放電・過充電・加熱・低温などに対しては、様々な保護機能を搭載しており、アウトドアなどタフな環境でも安心して使える設計になっているとか。

また、 「パススルー充電」に対応しているので、普段は家庭のコンセントに繋ぎっぱなしにして、スマホの充電器兼「停電時のバックアップ電源」として活用できるのも、防災の観点から非常に合理的だと思います。

【パススルー充電とは】
モバイルバッテリーやポータブル電源をコンセントで充電しながら、同時にスマホなどの機器へ給電できる機能のこと。コンセントが一つしかない場所でも、スマホとバッテリー両方を充電できるメリットがある

まとめ

  • 圧倒的出力: 1550Wの定格出力で、車内でも家庭用家電がそのまま使える
  • 高速充電: AC充電なら54分、ソーラー併用でも短時間で満充電が可能
  • 抜群の利便性: 3つのUSB-Cポートを搭載し、最新ガジェットとの相性が最高
  • 高い信頼性: 10年の長寿命設計と強固な安全保護機能で、過酷な環境でも安心
  • 賢い買い方: Amazonの大型セールなどを活用すれば、大幅な値引きで購入できる場合がある

ポータブル電源は決して安い買い物ではありません。だからこそ、信頼できるブランドとセール時期を活用するなど、購入タイミングを見極めることが重要です。

自分は個人的にAnkerを愛用していますが、このC1000 Gen 2は、これから車中泊を始める方や、ステップアップしたい方にもおススメできる一台だと思います。

一方で、重量は約11.3kgと、1000Wクラスのポータブル電源としてはかなり軽量な設計になっているとはいえ、女性とかだとやはり気軽に持ち運びできる代物ではないでしょう。

電気容量に余裕があるのは確かに安心材料ではありますが、大型になれば価格的にも高額になる訳ですし、やはり自分の旅のスタイルに合ったモデルを選ぶのが一番賢い選択かもしれません。

ちなみに、もっと気軽に車中泊を始めたい、という方には、ポータブル電源なしで車中泊する楽しみ方も当然あります。

真冬や真夏だと厳しい部分もありますが、気温の穏やかな春や秋なら、そうした楽しみ方が本来の車中泊だと言えるかもしれませんよね。

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それでは、また次の休日にお会いしましょう。50代副料理長でした。

こんな人に向いている
・冬の車中泊で電気毛布を使う人
・IH調理をしたい人
・防災用途も兼ねたい人

向いていない人
・日帰り中心の人
・荷物を軽量化したい人
・スマホ充電程度しか使わない人

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