軽バン車中泊の相棒に「EENOUR C1」はアリか?50代料理人が25km実走レビュー

こんにちは。50代副料理長です。

今回は、いつもの車中泊ドライブから一歩踏み出し、旅先の行動範囲を劇的に広げてくれる、頼もしいセカンドモビリティについてお話ししようと思います。

実は移動手段が軽自動車だけだと、「あ、あそこの路地裏にある地元の小さな団子屋、美味しそうだな」「あの海沿いの絶景ポイントで足を止めたいな」と思っても、すぐに車を停められる駐車場が見つからず、泣く泣く通り過ぎてしまうことが何度かありました。

そこで旅先へ連れて行くのにぴったりな相棒として導入したのが、EENOUR(イーノウ)の折りたたみ電動アシスト自転車「C1」でした。

購入価格は、クーポンなどを活用して10万円弱ぐらいだったと思いますが、今回は、彼(C1)の軽バンとの積載相性や実際の走行性能、使って感じたメリット・デメリットなどを体験ベースで紹介していきます!

是非、最後までお付き合いください!

軽バンに積載しやすい折りたたみ設計と型式認定

折りたたみ時のサイズと積載性

今回導入した「EENOUR C1」の最大の強みは、その驚異的なコンパクトさでしょう。

折りたたんだ時の大きさは、長さ70cm、幅43cm、高さ66.5cm、タイヤサイズは16インチで、重量は20.4kg

大柄な20インチクラスの電動自転車と違い、これだけ小さくまとまってくれれば、軽バンのリアシートをパタンと倒しただけの限られた荷室スペースでも、他のキャンプギアや調理家電などと一緒にすっぽりと収まってくれます。

驚くべきことに、車内空間を工夫すれば、折りたたまずにそのままストレートに車載することすら可能なサイズ感です。

これなら、旅先でサッと取り出してすぐに走り出したいズボラな自分でも、積み下ろしのストレスが一切ありません。

耐荷重100kgと型式認定の安心感

いくらコンパクトでも、ペダルを踏み込んだ瞬間にフレームがきしむようなヤワな作りでは困ります。厨房で美味いものを食べすぎて少し体が重くなってきた50代としては、耐久性も譲れないポイントです(笑)。

その点、このC1は耐荷重がなんと100kgまで対応しており、フレームの剛性は抜群。

さらに、日本の国家基準にしっかりと適合していることを証明する「型式認定」を取得している製品なので、公道を気兼ねなく走行できます。(※交通ルールの遵守は必要です)

この「乗っているときの安心感」は、見えない部分のクオリティを重視する料理人としても非常に高く評価したいポイントですね。

USB充電機能と内蔵バッテリー

液晶パネルの視認性と、ガジェット好きに刺さるUSB充電ポート

さっそく愛車からC1を引っ張り出し、電源をオンにしてみます。

ハンドル中央にある液晶パネルには、現在の走行速度やバッテリー残量、そして5段階あるアシストモードのステータスがパッと見で分かりやすく表示されます。

そして、私が個人的に一番「これは神仕様だ!」と手を叩いたのが、この液晶のすぐ下に標準装備されている「USB充電ポート」の存在です。

見知らぬ土地のサイクリングロードや路地裏を自転車で探索するとき、スマートフォンの地図アプリでのナビゲーションは絶対に欠かせません。

しかし、ナビを起動し続けるとスマートフォンのバッテリーは猛スピードで消費されていきます。

一方で、このC1なら、自転車本体の大容量バッテリーから給電しながら走れるため、スマホの電池切れに怯えることなく、快適にナビを使い続けることができるのです。

約75km走行可能な内蔵バッテリー

「これだけコンパクトなのに、一体どこにバッテリーが隠されているんだ?」と不思議に思われるかもしれません。

実は、サドルのポール(シートポスト)そのものが大容量のバッテリー(7,800mAh)になっているという、非常に洗練されたスマートな構造をしています。

鍵を差し込んでロックを解除すれば、ポールごとスポンと取り外して、自宅や車内のポータブル電源からスマートに充電(約4〜5時間で満充電)が可能です。

この内蔵バッテリーだけで、1回の充電で約75kmという驚異的な航続距離を誇ります。

別売りのボトル型拡張バッテリーを併用すれば、最長でなんと130kmもの距離をアシストし続けてくれるというのだから、おじさんの1泊2日の気ままな一人旅には十分すぎるスタミナです。

25km走行で分かった走行性能

坂道や向かい風でも快適なアシスト性能

いよいよ満充電の状態で、実走テストへと繰り出します。今回は2日間にわたり、坂道や小石の転がるラフな路面も含めてじっくりと走り込んでみました。

ペダルをひと踏みした瞬間、思わず「おぉ……!」と声が出てしまいました。まるで背後から目に見えない強力な力で、優しくグイッと押し出されるような不思議な感覚です。

タイヤが小さい自転車は、構造上どうしても漕ぎ出しの加速が鈍くなりがちですが、C1はアシストの力で初速からとにかくスムーズ。

シマノ製の7段変速ギアを一番重い「7速」に設定した状態で、普通なら立ち漕ぎしなければ登れないような急な上り坂でも、アシストレベルを中間の「3」から「4〜5」へ上げるだけで、シートに座ったまま涼しい顔でスイスイと登りきれてしまいます。

厨房の激務でヘトヘトになった足腰を、この見えないモーターの力がどれほど優しく労わってくれることか……!

爽やかな風を全身に浴びながら走る爽快感は、車の中の特等席とはまた違った格別の感動がありますよね~。

低反発サドルとサスペンションがもたらす極上の乗り心地

長時間のサイクリングでおじさんが一番恐れているのが、「お尻の痛み」です。

翌日の仕事に響くような痛みは避けたいところですが、C1のサドルには非常にもっちりとした厚みのある低反発素材が使われており、座り心地は極めて快適。

さらにフロントフォークには本格的なサスペンションが搭載されているため、路面の細かいデコボコや、砂利道、段差を乗り越えたときのガツンという衝撃をきれいに吸収してくれます。

当日は、あいにくの雨に見舞われるというハプニングもありましたが、車体にはしっかりとした防水性能が施されているため、濡れた路面でも何ら問題なく力強く走り抜けてくれました。

ガチで25km走ってみた!残量メモリの減らなさに驚愕

以前、別のメーカーの電動自転車に乗った際、あっという間にバッテリーが空っぽになってしまい、ただの「重い鉄の塊」と化した自転車を必死に漕いで帰るというトラウマ級の苦い経験がありました。

そのため、今回のスタミナ検証は一番の懸念事項ではありましたが、

アシストレベル「3」を中心に使用し、上り坂など坂道区間では「4」〜「5」の最大パワーを贅沢に使って、2日間で合計25kmをノー充電で走りきっても、液晶のバッテリーメーターの全「5マス」中、まだ「3マス」も残っていました。

確かに、長旅の中での25kmというのが、多いか少ないかというのは議論の余地がありますが、これだけ大雑把にパワーを使っても半分以上電力を残しているスタミナなら、旅先での一般的なクルージングに役立ってくれるのは間違いありません。

ユーザーとして見たメリット・デメリットは?

ここが素晴らしい(メリット)

とにかく漕いでいて「楽しい!」の一言に尽きます。

坂道を登るときの苦痛が一切なく、ただ純粋に景色と風を楽しめる爽快感は、一度味わうと病みつきになりますね。

そして、愛車を拠点に「車を停め、そこから自転車で数キロ先の路地裏のグルメや隠れた絶景を探しに行く」という、新しい旅のスタイル(パーク&ライド)が完成したのが最大の収穫です。

車では入りにくい細い路地にも気軽に入れるし、駐車場を探す手間もほとんどありません。

これほど楽しく、心強い旅のパーツはありません。

ここが少し気になる(デメリット?)

実用面での唯一の懸念点は、コンパクトさを徹底的に追求したスタイリッシュなデザインゆえに、標準状態ではフロントバスケット(前カゴ)やリアキャリア(荷台)が一切付いていない点です。

地元のスーパーで美味しそうな地域の食材を見つけても、そのままカゴに放り込んで持って帰る、ということができません。

リュックを背負えば解決しますが、できればもっとアバウトに買い物を楽しみたいところですよね。

しかしそこは流石のメーカーさん、担当者によると、なんとこれからのシーズンに向けて、C1専用の「純正フロントバスケット」と「リアキャリア」を開発中との案内がありました!

これらが装着できるようになれば、旅先での食材の買い出しやちょっとした荷物の運搬効率が格段にアップし、50代のズボラ自転車旅は完全無欠の仕様へと進化するに違いありません。

EENOUR(イーノウ)さんについては前回、車載冷蔵庫のレビュー記事も挙げさせていただきましたが、これからも、こうしたアウトドアユーザーの、体験に基づくニーズにしっかりマッチした商品開発を行っていって欲しいですね。

まとめ

  • 軽バンの荷室に無理なく収まる折りたたみ設計でありながら、耐荷重100kgと国家基準の「型式認定」をクリア
  • サドルポールに大容量バッテリーを内蔵し、1回の充電で約75km(拡張時は最長130km)の長距離を走破できる圧倒的なスタミナ
  • ハンドル部分にUSB充電ポートを搭載し、スマートフォンでナビを開きながらバッテリー残量を気にせず快適にサイクリングが可能
  • 5段階のアシスト機能とシマノ7段変速により、急な上り坂や強烈な向かい風でも座ったままスイスイ進める抜群の登坂能力
  • 低反発サドルとフロントサスペンションの恩恵で、凸凹道や雨の日の走行でもお尻が痛くならず、50代の足腰に優しい極上の乗り心地

本業のホテルの厨房では、いかに効率よく立ち回るかに毎日神経をすり減らしていますが、旅先でも「効率よく移動しながら地元の食材や飲食店を探したい」という考え方は変わりません。

その意味でC1は、私の旅のスタイルと非常に相性の良い道具でした。

車単体の旅ももちろん素晴らしいですが、機動力抜群の電動アシスト自転車をプラスするだけで、あなたの秘密基地の行動半径は文字通り何倍にも跳ね上がります。

ブレーキの馴染み始め特有の音が最初は少し気になりましたが、走っているうちに自然と消えていくレベルのものです。

皆さんも、愛車の荷室に小さな相棒を1台滑り込ませて、車を停めたその先にある、まだ見ぬ路地裏の美味しい出会いや絶景を探す新しい冒険に出かけてみてはいかがでしょうか。

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